地域: 篠山城跡周辺 記録者: きしやん (登録日: 2015/09/29 更新日: 2019/07/04)
日中はまだ半袖でもOKな日がありますが、朝夕は順調に秋らしくなってきましたね。秋の香りといえば金木犀(キンモクセイ)。個人のお宅でもよく植えられているので散歩はもちろん自転車でもこの甘い香りを感じられた方も多いのではないでしょうか。個人的には、どうも読めても書けない漢字のひとつですが、選挙権を得るちょっと前までマジメに金木星だと思っていましたね。原産は中国で一般名は「桂花(けいか)」、また別名は「千里香」と呼ばれ、そのココロは「千里の先まで香りが届くと例えられているとか。この時期に咲くのはいつの時代でも一緒でしょ・・と思ってから、かつての日本の高度成長期では都市部において花つきが悪かったそうです。というのもキンモクセイは空気の汚れにとても敏感な植物で、大気汚染物質が樹の成長と開花に大きな影響を与えていたそうです。まだ水洗トイレが普及してなかった頃、便所の近くにはこの木を植えて天然の消臭剤としてたのだとか。初期のトイレ消臭剤は、その名残のせいかキンモクセイの香りをまねたものだそうですよ。ここまで読まれて「あー!その印象、あるある」と思われた方は、たぶん40歳前後かそれよりも年上の方です。というのも、もうかなり前からトイレの芳香剤は「フローラル」や「ピンクローズ」などの柑橘系、ハーブ系が殆どだそうですよ。
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